ビットコイン(BTC)の暴騰が止まりませんね。
正直、40万円を超えた辺りから、もう倍々ゲームは起きないだろうなと考えていましたが、まさかの1ヶ月で2倍です。
ビットコインキャッシュ(BCH)の暴騰に始まり、その勢いのままビットコインキャッシュが本家ビットコインをに取って代わろうと襲撃。
しかし、それを跳ね除けて勝ち残ったビットコイン。
ビットコインゴールドといった怪しげな分裂をするも、先物で意外としっかりとした値段が付く。
ビットコインとビットコインキャッシュの反比例関係が確立。
そんな不安定な両者を嫌ってか、イーサクラシックが暴騰したと思うと。イーサリアムが急激に上昇。さらん、イーサクラシックも遅れて再上昇。
静かだったビットコインキャッシュが再上昇し、ビットコインを食うかと思うとビットコインも下がらずビットコインキャッシュも維持。
そして、落ちる落ちると言われていた本家ビットコインのここに来ての爆上がり…。
本当に、2017年11月は、暗号通貨にとって歴史的な月になりました。
そんな中、ビットコインキャッシュだけが他と連動しない動きをしていますね。
ビットコインが上がると、他のアルトコインもこぞって上昇しますが、ビットコインキャッシュだけが減少なんてことも多いです。
これだけを見ると、「ビットコインキャッシュはオワコン…」と悲観的に思ってしまい、実際にそのようなコメントがTwitterなどでも多いですね。
しかし、この動きは、私はむしろビットコインキャッシュの強さの現れだと感じています。
このようなことを言うと、ビットコインキャッシュ妄信的な信者とレッテルを貼られてしまいそうですね…。
ただ、私なりに今BTCとBCHで起きていることの真実について、思い込みと言われてもいいですが確信している背景があります。
テクニカル的なお話ではなく、理屈を一つ一つお話ししたいと思います。
※ところどころ間違っているところはあると思いますが、大筋の理解を読みとって頂ければ幸いです。
まず、ビットコインキャッシュが他のアルトコインと全く一緒で、ビットコインの子分であれば、他のアルトコインのように暗号通貨市場全体の上昇と合わせて上がるはずです。
それでは、なぜビットコインキャッシュだけが上がらないのか。
しかも、ビットコインキャッシュには、強大な支持者と熱烈なファンがいるのにも関わらず。
答えは、一つしかありません。
それは、意図的な攻撃をされているからです。
それは誰か。
もちろん、本家ビットコイン側の人間ですね。
他のアルトコインが上がる理由は簡単。
前述の通り、暗号通貨市場自体が膨れ上がっているからです。
日々、市場が大きくなっているのですから、理由がなければ上昇するのです。
ビットコインとしても、多くのアルトコインは敵として見なしていないですから、スルーしています。
つまり、「強い通貨」として見なされていないので、上がっているのです。
それでは、なぜビットコインキャッシュは、敵対視されているのでしょうか。
それは、ビットコインキャッシュが「脅威」だからです。
それでは、「脅威」とは何か。
ズバリ、ビットコインキャッシュの方が、「優れている」からです。
会社の上司だって、従順な一般社員よりも、抜かされるかもしれない能力のある新人を潰すのと同じですね。
どう「優れている」かについては、至る所で話されているので、ここでは敢えて省略しますが、ビットコインキャッシュはビットコインより優れているからこそ、攻撃対象となっているのです。
そうでなければ、ビットコインがビットコインキャッシュを攻撃する理由がありません。
それでは「優れている」のに、どうしてビットコインキャッシュは、ビットコインに負けているのでしょうか。
それには、理由が2つあります。
一つ目は、「資金力が違う」からです。
もともとオリジナルだったビットコイン。
そこから派生した新参者のビットコインキャッシュの方が資金力があるわけがないですね。
例えるなら、戦国自体。
2000人の軍団と2万人の軍団。
力攻めで来られたら、2000人が正攻法で敵うわけがありません。
そして二つ目の理由が、「人気がある」からです。
ビットコインキャッシュが理念的にも、機能的にもビットコインよりも優れているといっても、歴史的にも「優れている」ものが必ず勝つわけではありません。
「優れている」ものよりも、「普及したもの」が勝つという市場原理があります。
あんなに不便な「楽天」というECモールが、日本一であることからもわかりますね。
つまり、ビットコインは、今ビットコインキャッシュよりも市場規模が大きいから、勝っているのです。
反対に言えば、この2つ以外にビットコインの価値は残っていません。
だからこそ、ビットコイン側は「資金力」を武器に、圧倒的に「普及させる」ことでビットコインキャッシュを潰そうとしているのです。
一般の投資家は、そんな機能面などは意識しません。
そんな一般投資家の「人気」を集める方法は何か。
それは、「値上がりを続ける」ことです。
そして、「ライバルの値を下げて人気を下げる」ことです。
だからこそ、ビットコインは、ビットコインキャッシュを狙い撃ちにして、売りを続けてビットコインの値を釣り上げて、今の上昇相場を「無理やり」継続しているのです。
これだけを聞くと、ビットコインキャッシュには勝ち目がないようにも思います。
しかし、こういうときは歴史から学んでみましょう。
こんな兵力差でも、少数派でありながら優れた能力で、大軍団を破ってしまった戦がありましたね。
そう、桶狭間の合戦。厳島の合戦。
革新的な織田家と、広大な版図を気付いて慢心していた今川家。
同じく土豪上がりの毛利家と、同じく広大な版図を築いた大内家の戦いです。
やはり、歴史的には、能力に大きな差があれば、優れた方が勝つものなのです。
しかし、彼らは何も正面からぶつかって勝った訳ではありません。
どうやって勝ったか。
それは、「策」ですね。
だから今は、力勝負では敵わないと悟っているビットコインキャッシュ側が耐えに耐えている状況です。
力押しに力で返していれば、負けるのは当然です。
だから、「策」を用意して、「機」を待っているのです。
その「策」とは何か。
それを理解するは、先ほどビットコイン側の「攻撃」の本質を理解してみましょう。
先ほど、ビットコイン側がビットコインキャッシュを売り浴びせている、とお話をしました。
それでは、その資金はどこから来ているのか??
売り浴びせるために、ビットコインを売ってビットコインキャッシュを勝って、一斉に売っている?
違いますね。
忘れがちですが、ビットコインキャッシュは、ビットコインから分裂した通貨です。
ビットコインを持っていた人は、もれなくもらえた通貨。
そう、ビットコイン側の人間も、大量のビットコインキャッシュを持っているのです。
その保有しているビットコインキャッシュを売って、ビットコインを買っているのです。
だからこそ、ビットコインキャッシュの値が下がり、ビットコインの価格が上がり続けているのです。
先日、ビットコインキャッシュ否定派の某取引所が、ビットコインキャッシュを売って、ビットコインにしてユーザーに還元すると発表をしましたね。
そのようなことが、ビットコイン派の間で広がっているのです。
ここで、もう一つ疑問が。
ビットコインキャッシュが売られているなら、今どうしてビットコインキャッシュは大幅に下がらないのか?
大量に売り浴びせられているのであれば、もっと下がらなくてはおかしいですよね。
これこそが、ビットコインキャッシュの強さ。
つまり、ビットコイン派の大量の攻撃の裏で、少しずつ、一般投資家がビットコインキャッシュに移動しているのです。
どんな馬鹿でも、上がり続けるチャートがないことくらい、投資をする人なら知っています。
誰もがビットコインがいつか暴落することを知っている。
でも、まだ甘い蜜を吸っていたい。。
だからこそ、「少しずつ」ビットコインキャッシュに移動をして、利益を確保しつつ、将来への投資を進めているのです。
つまり、このような攻撃を受けながら「下がっていない」ことは、ビットコインキャッシュが確実に成長している証でもあるのです。
もちろんビットコインキャッシュ側の人間が、大幅な下落をしないように買い支えていることも事実です。
前述の通り、ビットコインキャッシュは分裂した通貨。
ビットコインキャッシュ側の人間も、ビットコインを持っているからです。
それならビットコインキャッシュ側も負けじと攻撃をすれば、ビットコインの成長を止められるのでは?
そう思いがちですね。
しかし、それは力攻めに対して力攻めをしている、「負ける」戦い方です。
資金力で戦っては、こちらが先に資金が尽きてしまいます。
かといって、下げすぎてはビットコインキャッシュの「人気」が地に落ちてしまう。
だからこそ、「下がりすぎない程度」に、買い支えているのです。
だって、焦る必要はありません。
むしろ、ビットコインの価値が上がり続けることは、それを保有しているビットコインキャッシュ側の資金が増えることでもあるのです。
「機」が来るまで、じっくりと待っているのです。
ここまで言えば、おわかりの方もいると思いますね。
つまり、「いつかはビットコイン側のビットコインキャッシュが尽きる」のです。
その、ビットコイン側のビットコインキャッシュが尽きたタイミングで、ビットコインに上がる理由がありません。
するとどうなるか。
ビットコインの上昇は止まります。
そして、ビットコイン側の売り浴びせがなくなったビットコインキャッシュは、値上がりを始めます。
すると、ビットコインの値上がりに期待しなくなった投資家が、ビットコインキャッシュに移動し始めます。
そして、その勢いは加速し、ビットコインは瞬く間にビットコインキャッシュに流れるでしょう。
そうなると、「人気」がなくなりますよね。
「資金力」も「人気」もなくなったビットコインに、上がる理由はなくなります。
まして、理念的にも、機能的にも優れているのはビットコインキャッシュ。
さらにこのタイミングで、ビットコインキャッシュ側が温存していたたっぷりと値上がったビットコインをビットコインキャッシュにドサッと変えます。
ここで、流れが一気に傾きます。
そして、最後の疑問。
ビットコインが一般投資家の人気を集中的に集め、資金が尽きずにビットコインキャッシュ側の資金が先に尽きることもあるのでは?
ということですね。
この可能性は当然ありますし、これこそがビットコイン側がパワープレーをしている目的でもあります。
しかし、この答えは、「マイナー」です。
ご存知の通り、Jihan Woo氏をはじめ、多くのマイナーがビットコインキャッシュを支持しているということです。
「採掘」をする人間がビットコインもビットコインキャッシュを生み続けているのですから、こちら側が資金が尽きるということは結構考えにくいのです。
そして、マイニングを既に開始しているされる日本の大企業グループSBIもビットコインキャッシュを支持しており、これからもビットコインキャッシュの支持者は拡大していきます。
ここまでお話すると、ビットコインキャッシュが来年取って代わることが、現実味を帯びてきませんでしょうか?
このように、今はビットコインがとても優勢ですが、この背景にはこのような力学が働いているのです。
ビットコインが疲弊しながら価格を釣り上げ、ビットコインキャッシュが耐えている。
そして、価格が全然下がらない様子を見て、ビットコイン側は焦っていることと思います。
そして最後の決定的要素。
ビットコインキャッシュは、理念や機能を信じて支持している層が集まっていますが、今のビットコインには「儲けたい」人が集まっているということです。
投資家にメリットのない、頻繁にエゴな分裂を繰り返すコアエンジニア。
イナゴのように売買を繰り返す投資家。
つまり、今のビットコインにはファンはおらず「儲かる」から集まった人たちになってしまったのです。
悲しいかな、今のように猛烈な値上がりで人気を集めているのですから、そのような人が集まって当然です。
だからこそ、今は「ビットコインいいぜ~!」と言っている人も、流れが変われば喜んでビットコインキャッシュに移ってきます。
そもそもビットコインに愛着はないですから、「BTC利確して、BCHでウマウマ」などとコロリと姿勢が変わるでしょう。
その時のスピードは、想像するだけで恐ろしいですね。。
ただ、短期的にはもうしばらくはビットコインの売り浴びせが続くと思います。
もしかしたら、140万円くらいはいくかもしれませんね。。
それくらいの勢いです。
ですので「儲けたい」のであれば、もう少しビットコインで稼いでから、ビットコインキャッシュに移るのが、一番儲かると思います。
ただ、ビットコインが年内100万円が夢物語とも言われている中、11月で120万円を達成してしまったように。
このタイミングはいつくるか分かりません。
なにより、スピードが早すぎですからね。。
せっかく、ビットコインキャッシュを保有しているのに、今手放して暴騰の機会を逃すのは、あまり利口な行動とは思えません。
何より、「投資」の本質は、「応援したい」といったサービスがあって、自らのお金を持って応援して、成功の暁には見返りをもらえるというもの。
それなのに、最近はセコセコとお金を拾いにいく投機のお話ばかりで、げんなりすることも事実。
できれば、自分の考えを100%信じて、強欲になりすぎずどっしりと機を待つような投資スタイルが増えていけばいいなと考えています。
以上がビットコインキャッシュが既に勝っていると考える理由です。
もちろん未来は分かりませんので、豪快に外してしまうかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。
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ちなみに、ビットコインキャッシュを買うなら、コインチェックやビットフライヤーは高すぎるので、GMOコインが圧倒的にお薦めです。(普通に1万円以上違います)
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